何故?中小企業診断士を目指したのか

自己紹介を兼ねまして「私が、なぜ中小企業診断士を目指したか」について、お伝えいたします。

高校から大学まで

私が高校生の頃、家庭環境が悪く勉強どころではありませんでした。夕飯も部屋に閉じこもって一人で食べていたぐらいです。自分の努力も足りず志望していた大学は全滅で、それでも外に出たくて自分で新聞奨学生に応募しました。飛び出した先は東京。朝2時半に起き折り込みチラシを新聞に封入し、自転車に乗って新聞配達、その後は予備校で勉強し夕方にまた新聞配達、夜はヘトヘトになりながら勉強。そんな生活を1ヶ月続けましたが体を壊し断念。予備校に通うのは諦め、支離滅裂ですが生活のために新聞配達に専念しました。

しだいに勉強する気力は無くなり学力が上がることもなく、現役時代よりも大きく偏差値を落とし、無理せずに入れる大学を選択しました。入った大学では、良き仲間に恵まれ遊びまくりました。勉強は一切やりませんでしたが笑。生活費は自分でバイトやパチスロで稼ぎ何とかしていました。そこそこ楽しく大学生活を送っていましたが、就職活動は全く行わず、たまたま人材派遣の会社に拾ってもらいました。そこでは営業として暫く働いておりましたが、グレーなところがあり将来に不安を感じて6ヶ月で退社しました。

営業職のキャリアと販売士

その後、専門商社に勤め営業職に就きました。顧客と共に売上拡大を目指し、営業活動に邁進してきましたが、廃業を余儀なくされた顧客を目の当たりにして時には限界を感じることもありました。そんなやり切れない想いから顧客に対して営業として関るにとどまらず、経営全般の相談に乗れるような存在になりたいと漠然と思うようになっていました。しかしながら、これまで全く勉強をしてこなかったため、何から始めたらよいのかも分からず、会社が推奨していた販売士を勉強することにしました。販売士3級は高校生でも取得できるような簡単な内容でしたが、それでも新しい知識を吸収する喜びを感じるようになりました。

無事に販売士3級に合格した後、その年に2級にも合格。その頃、ちょうど新設支店を開設する話が聞こえてきて、自ら志願して新設支店での新規開拓を任せてもらいました。試行錯誤を繰り返しながら、新規開拓の楽しさを感じ仕事に没頭しました。マーケティングを意識した営業活動が功を奏して、2年間でBtoBのお取引先を72社開拓して会社から表彰されました。このあたりから、仕事だけでなく自らの成長意欲も強くなってきました。販売士1級を30歳のときに取得して、これまで付き合いのなかった社外の人たちとの付き合いが増えていきました。

中小企業診断士との出会いと覚悟

社外の販売士の人たちの中には、中小企業診断士としても活躍している人が多くいました。その方々と販売士1級の書籍を執筆したり、合格対策講座をひらいたり、一緒に活動させていただく中で、人としても魅力のある方が多く、憧れのようなものを抱くようになっていました。ビジネスに関し自分にない深い考え方を持っている人たちとの付き合いで大いに刺激を受けまして、私自身も中小企業診断士になりたいと思うようになりました。

それから月日が流れて数年後。飲み会を我慢したり、睡眠を削ったり、合格するんだという覚悟が固まりました。当たり前のことですが、本当は睡眠を削ってはいけません・・・。実は、このような気持ちになったのは、ある中小企業診断士のおかげといっても過言ではありません。その方は、残念ながらこの世を去ってしまったので、もうお会いすることはできないのですが・・・。その方の生きざまに大きな影響を受けたのは疑いようもない事実です。それから必死に勉強しました。遠距離通勤のため、片道約2時間半の電車の中が私の勉強部屋でした。

合格して想うこと

令和元年12月25日。中小企業診断士の合格発表の日。デスクワークをしていたのですが、仕事にならず朝から協会ホームページを開きながら、更新ボタンを連打していました。正直、まったく自信はなかったのですが、何とか合格することができました。合格後は、お世話になった先輩診断士に食事会を開いていただき合格を報告しました。自分のことのように喜んでいただき、とても幸せな時間でした。

何も取り柄のない私が、成し遂げることができたことに、多少の自信がつきました。道半ばでこの世を去ってしまった一人の先輩診断士に、「私は続けることしか能がありませんから」と自虐的に話したことがあって、「それがどんなに優れた能力であるか、誰もが真似できることではないことを、あなたは認識したほうがいいよ」と、仰っていただいたことを今でもよく想い出します。追いつけなくなった彼の背中を見つめ、これからも前を向いて一歩一歩を大切にしながら過ごしていきます。

中小企業診断士としての使命

最後になりますが、中小企業診断士は経営コンサルタントの唯一の国家資格といわれています。合格して嬉しかったのは間違いないのですが、そこで終わりでなく、診断士としての使命を果たすべく、日本経済を支える中堅・中小企業経営者の皆さまを支援したい、そして相談相手にとどまるのではなく、経営者の皆さまと同じ歩幅で一緒に伴走できるような診断士を目指していきたい!そんな気持ちが日に日に強くなり、現在さまざま活動中です。

中堅・中小企業経営者の皆さま。営業やマーケティング関連について、お困りのことがありましたら、ぜひお声がけください。私は長年にわたり、中小企業の営業として従事してきました。中小企業が抱えている問題や課題を身をもって体験していますので、自分事としてご相談をお受けいたします。一緒に考え、一緒に行動していきましょう。

以上、「私が、なぜ中小企業診断士を目指したか」についてお伝えいたしました。
これからも、よろしくお願いいたします。

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